ワインよもやま話

映画世界一美しいボルドーの秘密

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映画に出てくるそうそうたる面子、皆雑誌や専門書で名前を出す第一級の評論家。

インタビューの舞台、豪華な建物。約220年前フランス革命で散った国王が死に水選ぶほど昔からある高貴なボルドーワイン。

歴史と伝統に裏付けられていた嗚呼素晴らしきボルドーワイン賛歌

かと思ったら大間違い中国というニューマネーによって破壊されていく自分たちの世界感そして不安。映画の表題絵がボルドーの貯蔵庫かと思ったら中国のコレクターの部屋です。

2000年から2010年にかけてワインは20倍以上値上がりした、その結果既存の顧客は当然買えなくなった。

それ自体は売り手の栄枯盛衰であり経済活動なのだが。ボルドーにとって大問題が「最高の物をそろえれば最高」という異なる文化圏の人々が伝統の担い手である買い手を一掃してしまったことにある。

新しい人と一緒に新しい文化を創ればいいじゃないかと思うかもしれないがワインの文化というのは王様が死に水に欲した伝説や重厚な批評家達そして毎年買ってくれている伝統的な顧客達によって作られたものなのである。

「ボルドーワイン、ああ、中国への輸出品ね」となってしまってはワイン自体の価値が揺らぐ、なら中国でそういう層を作ればいいじゃないかと思うが彼らが買っているのはラベルに書いてある「シャトーラフィット」という最高であってコレクションはするが封すら開けていないのである。

そして2011年ボルドーは熱波による不作と中国経済減速により売り上げ六割減で締めくくられる映画の結末、これはボルドー醸造家であり映画監督の懺悔録ですね。

最近の世界ワイン市場の状況がよく分かる作品でワイン話のネタになるので面白いですよ。

後ロバートパーカーjrがツイッターで中国映画大絶賛している理由もよく分かった(笑)

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